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彫刻の名手として名高いヨンベの、子を抱く妻と夫の像。ひざの上に子供を抱く女性の姿はアフリカの多くの民族の彫刻で見ることが出来るポーズです。この母子像はPhembaと呼ばれ占いの際に用いられたり多産・豊穣の象徴として用いられたりします。
コンゴの諸民族は比較的写実的な彫刻をつくることが多く、この像も写実的な表現がとられています。
祈りにも似た静かな表情。非常に硬く重い木に、精緻に彫り込まれた細部(特に女性像。首飾り、腕飾り、腰みの等の装飾品。肩、胸には民族、氏族等を示す瘢痕装飾が丁寧に彫り込まれています)。アフリカ美術の傑作のひとつといえる逸品です。 |
・民族 |
ヨンベ |
・原産地 |
コンゴ-キンシャサ |
・原材料 |
木 |
・サイズ |
男:19p×6p×6p
女:18p×6p×6p |
・重量 |
男:260g
女:250g |
・送料 |
送料無料
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・在庫数 |
0 |
・備考 |
*光源の種類やモニターの機種によって実物とは多少色合いが違って見えることがあります。
*年月の経過による、ヒビ、傷、汚れ、修復痕等がある場合があります。 |
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ヨンベ:バヨンベ、マヨンベとも呼ばれる。コンゴ共和国南西部、コンゴ民主共和国西部からアンゴラ北部にかけて居住する農耕民族。16C頃独自の王国マヨンベ王国を形成した。歴史的にもバコンゴとの関わりが深くかつてはコンゴ王国の重要な一部をなしていた。
アフリカ美術の宝庫といわれるコンゴ盆地諸民族の中にあっても彫刻の名手として知られていて、写実的な造形の美しいPhembaと呼ばれる母子像や釘・金属片を打ち付けた呪術用彫像Nkisiなどが特に有名である。 |
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